宝塚医療Blog

☆連載☆ 【第三回】東洋医学Q&A!

  • DATE: 2015/12/4
  • CATEGORY: 鍼灸学科鍼灸について
  • TAG:
 ☆連載☆ 【第三回】東洋医学Q&A!

 

鍼灸学科教授平田耕一先生の著書『東洋医学Q&A』より、第三弾!!

質問はこちら!!

 

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Q:鍼治療はどのようにして病気を治すのですか

 

その前に先ず、元気(肉体的、精神的霊的に健康な状態)ということについてお考えください。

 この元気(原気、神気、真気、正気等ともいう)という言葉自体も東洋医学の用語で、その意味は「人体の生成化育の動力の源泉」であり「生命の原動力」即ち生命力そのものといえます。

 つまり、元気が病んだ状態のことを病気と東洋医学では表現します。

 因みに西洋医学は病気ではなく病名治療でありますので、病名がつかない場合は異常なしということになり治療ができませんが、東洋医学では病名、症状の有無にかかわらず治療ができます。

 東洋医学の治療法を一言でいえば、この気(元気)の変調を回復させることであります。

このことは漢方薬、気功など東洋医学の治療法すべてに共通しています。

 特に鍼灸治療の場合においては、望診、聞診、問診、切診[顔、舌、皮膚、脈、腹部、背中、臓腑、経絡(気がながれているルート)、原穴等の診察のこと]等、多方面の診察により気の病んでいる箇所を探して、経穴(けいけつ:気の調整ができる穴)に鍼をしてその気をズバリ調整し、元気(自然治療力)を回復させ病気を治します。

 ただ、ここで大切なことは、単に経穴に鍼を刺しただけでは、つまり単に痛い個所(局所)に鍼をしたり、神経等を刺激するだけでは、痛みがとまったとしてもその元気の変調を回復させることはできず、別の個所に変調をきたし根本的な病気を治すことができません。

 同じ病名でも、人により病因病理(発病原因)、証の違いがあります。

 少し専門的になりますが、気が虚(気の不足)している状態、気が実(邪気の有余)している状態、虚寒(陽気が不足している状態つまり冷えている)状態、虚熱(陰気が不足している状態で熱症状を伴っている)状態等異なった「証」があります。

 ですから、それに応じた鍼の手技が必要となり、最終的には医者の技術、本人の養生が問われることとなります。

 的確な診断、的確な治療手技、本人の病気に対する取り組み方により、「気」の変調を整えて病気を治すのです。

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 次回は「鍼は毎日しても大丈夫ですか」という質問になります。
お楽しみに!


☆連載☆ 【第二回】東洋医学Q&A!

  • DATE: 2015/10/8
  • CATEGORY: 鍼灸学科鍼灸について
  • TAG:

鍼灸学科平田耕一先生の著書『東洋医学Q&A』より、第二回目の更新です。

第二回目の質問はこちら!!

 

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Q:『鍼灸治療がよく効く病気はどのようなものがありますか?』


 

 これは、ある意味で非常に難しい質問です。

といいますのは、軽くみえる疾患であっても東洋医学の診断において、「逆証(ぎゃくしょう)」といって、不治とされる場合があります。また、西洋医学において難治とされた疾患でも治る場合もあります。

 このことは、東洋医学と西洋医学の「病」に対する考え方、とらまえ方が全く異なるからです。

 しかし、ごく一般的には、器質的な疾患よりも機能的な疾患の方が得意な分野といえますが、器質的疾患が治らないということではありません。以下、WHO(世界保健機関)等で適応症とされているものをあげますので、参考にしてください。なお、これ以外の疾患でも効果はありますので、詳しくはご相談してください。

 

適応症とされる疾患

【神経系疾患】

神経痛、神経マヒ、痙攣、脳卒中後遺症、自律神経失調症、頭痛、めまい、不眠、神経症、ノイローゼ、ヒステリー等。

【運動器系疾患】

関節炎、リウマチ、頸肩腕症候群、五十肩、腱鞘炎、腰痛、外傷の後遺症(骨折、打撲、ムチウチ、捻挫等)

【循環器疾患】

心臓神経症、動脈硬化症、高血圧低血圧症、動悸、息切れ等。

【呼吸器系疾患】

気管支炎、ぜんそく、風邪および予防等。

【消化器系疾患】

胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)。

胆嚢炎、肝機能障害、肝炎、胃十二指腸潰瘍、痔疾等。

【代謝内分泌系疾患】

バセドウ氏病、糖尿病、痛風、脚気、貧血等。

【生殖、泌尿器系疾患】

膀胱炎、尿道炎、性機能障害、尿閉、腎炎、前立腺肥大、陰萎等。

【婦人科系疾患】

更年期障害、乳腺炎、白帯下、生理痛、月経不順、冷え症、血の道、不妊等。

【耳鼻咽喉科疾患】

中耳炎、耳鳴り、難聴、メニエル氏病、鼻出血、鼻炎、蓄膿(ちくのう)症、咽喉頭炎、へんとう炎等。

【眼科疾患】

眼性疲労、仮性近視、血膜炎、疲れ目、かすみ目、麦粒腫めばちこ)等。

【小児科疾患】

小児神経症(夜泣、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)。

小児喘息、アレルギー性湿疹、耳下腺炎、夜尿症、虚弱体質の改善等。

 

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鍼灸治療に効く病気は数多くあるようですね。

次回は「鍼灸治療はどのようにして病気を治すのか」という質問になります。
 

次回もお楽しみに!

鍼灸学科4年生 【卒業研究中間報告会】

  • DATE: 2015/9/2
  • CATEGORY: 鍼灸学科鍼灸について
  • TAG: 鍼灸師
 平成27年9月1日(火)に鍼灸学科4年生を対象とした卒業研究中間報告会が行われました。
一部ではございますが報告会の様子をご紹介いたします。

【経穴と黒子の位置関係についての検討】
対象者の経穴と黒子の位置測定、及びアンケート調査を行い、統計処理により経穴と黒子の発生位置、個数、生活習慣との関係を調査しました。



【アトピー性皮膚炎の文献検索~東西両医学からみた原因と治療方法~】
多くの研究がなされているにも関わらず、アトピー性皮膚炎の患者が増加し続けている理由について、文献の調査を行いました。



みなさん緊張の様子もなく、しっかりと報告されていました。
わかりやすく説明いただいたのでとても興味深く、最終報告がとても楽しみです。
これから国家試験の追い込みが始まりますが、卒業までに成果が出せるように頑張ってください。

☆新連載☆ 【第一回】東洋医学Q&A!

  • DATE: 2015/7/30
  • CATEGORY: 鍼灸学科鍼灸について
  • TAG: 鍼灸師

受験生の皆さん!在学生のみんな、保護者の皆様ヾ(●・v・人・v・○)ノ
こんにちは、7月ももう終わりですね~
いつにもまして今年の夏は早いと思ったあなた!充実した日々をお過ごしですね♪


さて、奥深~い東洋医学の歴史を学ぶことができるのが本学の特長でもありますが、
その特長を鍼灸学科平田耕一先生の著書『東洋医学Q&A』より、連載企画として少しずつ
皆様にお伝えしていきたいと思いますPq’v`*)

それでは、第一回はこちらの質問から!


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Q:『東洋医学の特長は?』

 
A:『たくさんありますが、思いつくまま以下述べてみましょう。』

①自然治癒力を強力に高め病気を治す。
あらゆる生き物は、身体の異常を自分自身で治す作用”自然治癒力”をもっています。
東洋医学はこの自然治癒力(気・元気)を高めることが得意な医学です。
ですから身体にとてもやさしい医学といえます。
 
②未病を治(ち)す。
これは未だ病気(症状等)が出現していない状況下において、将来に起こる病気を
治すということです。
予防医学、保健医学に特にすぐれています。
 
③病人を丸ごととらえる。
西洋医学と違い、局所の症状にとらわれず心・体質・環境・食生活等全てから
その病んでいる原因を調べ、根本的に病気を治そうと考えています。
 
④病名がつかず原因不明でも、その症状に対処できる医学である。
西洋医学の場合は、病名が決まらないと治療ができませんが、
東洋医学は心身のバランス「気」の調整により病気を治すことができます。
 
⑤幅広く奥深い医学である。
東洋医学は二千五百年も前から続いておりすべてが「人体治療」の集大成であり、
そのよきものは残り、効果の無いものは破棄され今日の我々に伝えられてきました。
「モルモット」の実験を人体にあてはめるような底の浅いものではありません。
 
⑥副作用がない。
いわゆる毒物の治療ではありませんので安心して治療が受けられます。
 
⑦鍼灸治療によって白血球の数が急増する。
白血球は細菌と戦う力をもっています。ですから、白血球が十分で活発であれば
伝染性の病気にはかかりにくいのです。
鍼灸は、古くから細菌が原因の「細菌性炎症」に即効がありました。
白血球の数が通常の二~三倍に増加するからです。
このことは原志免太郎博士らの研究によって確かめられています。
 
⑧からだの中に免疫をつくる。
白血球の増加ばかりでなく、鍼灸をすることにより異種蛋白体という物質が生じ、
細菌ウイルスへの抵抗力ができます。
ですから患者さんが「風邪をひかなくなった」等喜んでくれます。
 
⑨養生法がある。
積極的に健康になるための方法が完備されています。
 
 
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なんてたくさんあるんでしょうか。
東洋医学は長い年月において裏付けされた統計学とも言えそうですね。

お母様方いかがでしょうか。
オープンキャンパスで鍼灸学科の体験に入られた保護者の方から
『私が学びたくなりました』と言っていただけることって結構あるんですよ!
第二回目の更新もお楽しみに(●´∀`●)

『鍼灸豆ネタ帳!』『私のこの一穴』に新しい内容が増えました

  • DATE: 2015/2/17
  • CATEGORY: 鍼灸学科鍼灸について
  • TAG: 鍼灸師
 
宝塚医療大学のHPをご覧の皆さん( ´ ▽ ` )

このHPで、鍼灸の世界をご紹介している【東洋医学のおはなし】をのぞいたことはありますか。
TOP画面右横のピンクのバナーです!
こちらでは鍼灸学科教員による、東洋医学の魅力をご紹介する文章を随時更新しています。

今回、『鍼灸豆ネタ帳!』と『私のこの一穴』に新しい内容が増えましたので、
ぜひご覧になってください。

こちらからどうぞヾ(o´∀`o)ノ

鍼灸豆ネタ帳!

私のこの一穴

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