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2022.07.20

【鍼灸学科】2022年7月6日(水)ラジオ収録(吉岡)

鍼灸学科の吉岡です。今回も「平成健康サポート」の報告です。

7月は「よく寝違い起こします」という相談を頂きました。東洋医学では、寝違いを「落枕(らくちん)」と呼んでいます。慣れない作業やスポーツなどで、身体に疲労や緊張が残っていると寝違いを起こすことがあります。ところが、特に思い当たる原因もないのによく寝違いを起こすような人は、首の関節が硬くなっている可能性があります。寝がえりなどで身体を動かした時に、この関節周りの筋肉や靱帯に負担がかかって痛みが出ているのかもしれません。そういった場合には、日頃から鍼灸院や整骨院で首や肩、そして背中の筋肉をほぐしてもらっておけば、寝違いの予防になると思います。

それでも「寝違いが起こってしまった!」という時には「落枕」というツボを試してみて下さい。鍼灸治療では、運動鍼といって、このツボに鍼を刺して、刺激を加えながら、徐々に首を動かしていきます。