宝塚医療大学の今をお届けする宝塚医療BLOG

2023.03.24

卒業生の活躍

こんにちは。柔道整復学科教員の立山直です。

みなさん、宝塚医療大学の柔道整復学科を卒業して柔道整復師になった後の進路はご存じですか?接骨院はもちろんですが・・・

接骨院だけではありません!整形外科やデイサービス、トレーナーなど様々です。今回は私の元ゼミ生で、奈良県にある「ならやまと整形外科スポーツクリニック」に就職した6期生の中野雅彦君を紹介します。中野君は学生時代から研究活動に熱心で、4年次に日本柔道整復接骨医学会で「棘上筋トレーニングに対する有効な負荷の検討―高負荷および低負荷での筋断面積および筋力の変化について―」を発表しました。就職後も院長の森本光俊先生の指導の下、臨床に加え研究活動に取り組んできました。

接骨医学会でのポスター発表

 

そんな中、うれしい知らせがありました。この度日頃の研究の成果が、日本整形外科超音波学会会誌に掲載されることとなりました。タイトルは「第1肋骨疲労骨折を超音波診断装置で確認できた13例」で、内容は症例として少ない第1肋骨疲労骨折に対し臨床で経験した13症例を通して、エコー検査の有効性が証明されたというものです。もちろん、中野君の努力と森本光俊先生の指導による成果ですが、大学での超音波診断装置を使った研究発表や卒業論文も少しは経験として活かされてのではないかと喜んでいます。笑

 

宝塚医療大学は大学であり、研究機関です。柔道整復師の国家資格を取ることはもちろんですが、研究活動を続けてくれる卒業生を今後もたくさん輩出していけたらと思っています。

中野君と森本院長