2023.06.08
柔道整復学科 評価実習
こんにちは。
柔道整復学科教員の中川達雄です。
先日、柔道整復学科の4年生が1年生に対し、「評価実習」を実施しましたので、その様子をご紹介します。
本学の柔道整復学科では、4年生の臨床実習Ⅳという科目で、患者さん役の1年生に対して、実際に医療面接を行い、その主訴(患者さんの訴える症状)に応じた触診、関節可動域検査、筋力検査、理学検査などを実施します。その後、収集した情報を元に、考えられる疾患を考え、今後の治療計画を立て、それをカンファレンスで発表し、同級生と教員ともにディスカッションを行います。
この取り組みをスタートして6年目を迎えるため、4年生自身も1年生の時に同じように先輩たちの評価実習の患者役を経験しています。当時は1年生で緊張した面持ちで、患者役をしていた学生さん達が、4年生になり、1年生に丁寧に説明をしながら、評価実習を行っている成長した姿を見ると、私たち教員としてとても感慨深いものがあります。
4年生達は、1年生のお手本になるよう、事前に勉強や実技の練習をしっかり行い、評価実習に臨んでおりました。また1年生達にとっては、4年後には自分たちもこのようなことができるようになるために、これから大学での勉強や実技練習を頑張ろうという意識が芽生え、両者にとって、実りの多い実習です。
その他に、本学柔道整復学科では早期体験学修の取り組みとして、1年生の前期に外部の接骨院などで見学実習があります。通例では高学年から外部施設での実習が行われることが多いですが、本学では1年生から様々な経験や体験を通して、柔道整復師になるモチベーションを高める取り組みを行っています。
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