Department of Occupational Therapy リハビリテーション学科作業療法学専攻

専門力と教養を身につけ、暮らしを取り戻す力になる。

専門力と教養を身につけ、暮らしを取り戻す力になる。

一つひとつ丁寧に向き合って。

患者様の「したい」を実現させる作業療法士を養成。

作業療法の「作業」ってなんだか地味で分かりにくいですよね。日本作業療法士協会では「作業とは日常生活活動、仕事、趣味、対人交流等の心身活動が含まれる」と定義されています。そのため多趣味な人は、向いている職業かもしれません。 また、私は臨床時代に患者様が「できるようになりたいこと、できる必要があること、できることが期待されていること」等を事前に聞き取り、それを治療プログラムに反映させるように心掛けてきました。障がいを持ちながらもイキイキと生活するためには、生活の自立、復学や復職、趣味の継続など、作業療法士が関与すべきことがたくさんあります。その一つひとつの作業療法スキルを、ここ和歌山で共に学びましょう。

作業療法学専攻 上城 憲司 教授

国家資格取得率

作業療法士:96.4% 全国平均:81.1 % 2023年度実績※国家試験合格者の就職内定率100%

取得可能な資格

  • 作業療法士国家試験受験資格
  • 中学校教諭・高等学校教諭一種免許状(保健体育)

Learning Point学びのPOINT

Learning Point学びのPOINT

  • Point 01 幅広い力を身につける
    カリキュラム

    1年次は、医療の基礎を学びながら、4年制ならではの教育も身につけます。2年次以降は専門科目の他、グループワーク、ディスカッション、実習を通して、最新の知識・技術を地域に還元できる力、新たなサービスを提案できる提案力なども養っていきます。

  • Point 02 学生一人ひとりを
    丁寧に指導

    担任を中心に学業だけでなく学生生活もサポート。実習担当教員の配置、少人数制ゼミなどにより、きめ細やかな教育を行っています。

  • Point 03 地域連携・地域貢献を
    大切にした学び

    本専攻では、和歌山県内の多数の施設で臨床実習を実施しています。さらに、和歌山の過去を知り、現在を考え、未来を創造する授業「わかやま未来学」を設けるなど、和歌山という地域に根ざした学びが特長です。

  • Point 04 O S C E(オスキー)
    を導入

    OSCEとは、「Objective Structured Clinical Examination」(客観的臨床能力試験)のことであり、臨床実習前に行います。OSCEにチャレンジすることによって、臨床現場にふさわしい臨床力が身についているか確認します。

  • Point 05 キャンパス内で
    チーム医療が学べる

    和歌山キャンパス内には看護学科もあり、同学生との合同授業も行っています。医師や看護師及び医療技術職による相互連携、チーム医療に対応できる高度な専門性を身につけることができます。

Curriculum4年間の歩み

  • 1年次

    基礎から学ぶ

    人間性や人との関わり方を養う

    人文、社会、自然科学、外国語、情報処理などの科目を履修し、幅広い教養を身につけます。専門基礎科目では、解剖学、生理学、リハビリテーションの理念、作業療法概論、評価法、動作を分析する視点を学習。さらに、作業療法の道具や材料、工程を学び、身体や精神機能への影響について考えます。

  • 2年次

    実技で基盤を築く

    作業療法学の基盤(知識・技術)を形成

    専門領域の精神障害の背景にある脳機能や心理学的要因、社会的環境の影響を学び、それを踏まえた各種リハビリテーション関連理論・技法を作業療法の視点から学習します。また、臨床見学実習で実践力を磨きます。

  • 3年次

    より専門的に学ぶ

    専門領域を学び評価法も学習

    脳の損傷による高次脳機能障害や身体障害、老年期障害、発達障害、精神障害などを学び、各疾患における作業療法評価法、治療プログラムの立案、患者様の日常生活に必要な動きを取り戻すための知識や技術を習得。また、臨床評価実習では、患者様の価値観に共感する力を学びます。

  • 4年次

    実践力をつける

    学外臨床実習で実践力を磨く

    大学と連携した学外臨床実習施設において、経験豊富な指導者のもと、患者様に対して作業療法評価や治療、指導を実施。基本的な作業療法の実践能力を養います。
    また、3年次より継続の作業療法研究法をゼミ形式で行い、問題発見力・解決力、理論的思考力を高めます。

カリキュラム詳細

Practice臨床実習

大学と連携した学外臨床実習施設において経験豊富な指導者のもと、 患者様に対して
作業療法評価や治療、指導を実施。基本的な作業療法の実践能力を養います。
また、3年次より継続の作業療法研究法をゼミ形式で行い、問題発見力・解決力、理論的思考力を高めます。

  • 2年次

    臨床見学実習

    作業療法士が行う治療方法や患者様との関わり方、医師や看護師との連携など臨床の現場を見学しチーム医療を学びます。(2週間)

  • 3年次

    臨床評価実習

    学内で学んだ知識と技術を臨床現場で臨床実習指導者の指導のもと実際の患者様の身体の検査や測定といった評価を実践し、治療計画を立案します。(4週間)

  • 4年次

    総合臨床実習

    学内外で学んだ知識と技術を駆使して、患者様の身体の検査や測定といった評価・作業療法アプローチを実施します。また、その結果を再度評価し、より効果的なアプローチを再検討し実施します。(7週間・9週間)

Student's
Voice
学生の声

授業以外の時間も教室を借りて実技練習ができるなど、自己学習の体制も整っています。

生まれ育った和歌山のために働きたくて、料理や細かい作業が得意だったこともあり、作業療法士をめざしました。 好きな授業は、検査法やコミュニケーションのとり方などを実践的に学ぶ実習です。授業後に内容をしっかりまとめることや、疑問点を早めに解決することを心がけています。その点、本学は先生との距離が近く、研究室とも内線が繋がっていたり、質問しに行きやすい環境なので助かっています。また、授業以外の時間にも教室を借りて、実技の練習ができるのもいいところです。

E.Fさん

2022年度入学 
作業療法学専攻 3年生
(和歌山市立和歌山高等学校 出身)

一緒に夢を追いかけることができるクラスメイトと出会うことができます

オープンキャンパスに参加したとき、作業療法士は人の幸せに貢献できる素晴らしい仕事だと感じ、宝塚医療大学への進学を決めました。入学後は1年目から、解剖学や運動学などの専門知識を深く学んでいきました。苦労もしましたが、それでも頑張れたのは、叶えたい夢があるということと、クラスの仲の良さが理由だと思います。「コミュニケーション演習」で習ったコミュニケーション能力を活かして、患者様に不快感を与えることなく、一人ひとりに寄り添う作業療法士になりたいです。

R.Fさん

2021年度入学 
作業療法学専攻 4年生
(和歌山県立海南高等学校 出身)

Policyポリシー

アドミッションポリシー
求める学生像と受け入れの基本方針
  1. (1) 身体、精神の両面にわたるリハビリテーションについて強い関心を持っている人
  2. (2) 学習意欲・問題探求心に富む人
  3. (3) 様々な問題や事象について論理的に考える人
  1. (4) 解決策を追求することに熱意がある人
  2. (5) 地域への貢献に意欲がある人