University Clinic 宝塚医療大学
附属治療院(統合医療臨床センター)

Clinic

新しい医療のかたちをここから 新しい医療のかたちを ここから

人生100年時代に向けた東洋医学と
西洋医学の融合

本学の目指す臨床教育を中心とした「次世代を担う人材育成」の目的を達成するために最も実践可能な施設は「附属治療院」であると考えています。本学附属治療院は、独立開業権が認められている柔道整復・鍼灸の治療院としての立場や大学の附属施設としての立場など、多角的に充実させていかなければなりません。また、理学療法学科を設置している本学にとっては、医師の診断、および指示の下で行われる「統合医療」の実現が必須であると考えます。

そこで、宝塚医療大学は、附属治療院を新たに「統合医療臨床センター」として設立することにいたしました。

本学開学以来、「附属治療院」として柔道整復部門・鍼灸部門を運営してきましたが、この附属治療院にクリニックを併設し、大学附属施設として教育研究環境を充実させ、またより一層、地域住民の方々の健康を願い、「統合医療臨床センター」として発足させます。

「人生100年時代」を迎えた現代社会では、予防を重視した医療が重要であり、西洋医学が中心になっている現状に「補完医療」としての東洋医学の関わりが望まれます。それぞれの症状や病気の局面によっては、西洋医学、東洋医学ともに必要とされています。

本学「統合医療臨床センター」は、クリニックの併設、医師との連携(チーム医療・統合医療・補完医療)、東洋医学教室、東洋医療を中心とした臨床教育を確立し、経営的思考を取り入れた運営と学生教育の実施、および電子カルテ導入に伴う患者情報の共有化とカンファレンスの定期的な実施などにより、これからの医療社会を担う施設として、そして症状に対して治療を行う「西洋医学」、自然治癒力を高めることを目的に民間療法を含めた「代替医療」、東洋医学の診察法をもとにした「漢方・鍼灸」、これらの要素を取り入れることによって、患者様一人一人の心身の状態に合わせた治療と予防を目指し、地域に根付いた大学附属施設としての充実を図ります。

統合医療については、「一般社団法人日本統合医療学会」のホームページに記載があります。

統合医療は医療の受け手である「人」を中心とした医療システムである。近代西洋医学に基づいた従来の医療の枠を超えて、「人」の生老病死に関わり、種々の相補(補完)・代替医療を加味し、生きていくために不可欠な「衣・食・住」を基盤として、さらには自然環境や経済社会をも包含する医療システムである。21世紀に入り、超高齢社会や大災害、がんなどの生活習慣病や難治性疾患の増加、分化や高度化に伴った医療費の増大により、医療保険の枠組では限界のある、従来の医療から統合医療が求められている。2011年の東日本大震災における統合医療の実績を踏まえて、2012-13年には厚生労働省で「統合医療の在り方に関する検討会」が開催され、2014年からは国民に統合医療の正しい情報を発信するデータベース(統合医療情報発信サイト)の事業が始まった。さらに、2016年には厚生労働省医政局に統合医療企画調整室が開設された。このように政府が動き出す中で、医療従事者や一般市民への統合医療への理解は急速に浮上してきた。
統合医療の実施にあたり、統合医療には2つのモデルが考えられる。一つは患者を中心とした、医療従事者の多職種連携による集学的チーム体制で患者の疾病に対応しようとする「医療モデル」であり、もう一つは地域住民を中心とした、地域コミュニティの多世代連携による地域住民の生活の質(QOL)の向上を目的とした「社会モデル」である。

40

治療内容
  • 当治療院では鍼灸師・柔道整復師の免許を持った本学の教員が担当しております。
  • 治療は鍼・灸・柔道整復のみで、指圧やマッサージなどは行っておりません。
  • 当治療院は、教育・研究機関を兼ねております。臨床教育のため、本学の学生が治療の見学や問診、検査などを行うことがあります。

鍼灸部門

肩こり・腰痛・自律神経失調症・高血圧・動悸・喘息・胃腸病・更年期障害・生理不順・逆子・眼精疲労・冷え性などは、鍼灸施術が効果的であるとされており、人間の持つ自然治癒力を向上させる施術です。

当治療院では患者様の安全を最優先に考え、感染防止のため、
滅菌されたディスポーザブル鍼(使い捨ての鍼)の単回使用を徹底しております。

施術内容

保険施術

神経痛・リウマチ・腰痛症・頚腕症候群・五十肩 頚椎捻挫後遺症(むちうちなど)の慢性疾患で、医師による適当な治療手段がなく、
鍼灸施術が効果的と医師が判断した場合

※料金は厚生労働省の定める料金です

保険外施術

肩こり・腰痛・自律神経失調症・高血圧・動機・喘息など

治療時間について

症状や治療内容によって異なりますが、約30分~1時間ほどかかります。初診の場合はそれより少し長くなります。

料金(自費治療)
  一般 中学生以下 温灸
治療費 3,000円 2,000円 1,000円
初診料 1,000円 - -
再診料 500円 - -

健康保険による治療も行っております。詳しくはお電話にてお問い合わせください。

健康保険で鍼灸施術を
受ける場合の手順
  • 01

    当院で同意書をお渡しします。

  • 02

    保険証と同意書をもって通院中、またかかりつけの医院へ。

    ※かかりつけ医院がない場合は隣接する医院を紹介します

  • 03

    同意書・保険証・印鑑をご持参のうえ当院へお越しください。
    医師が同意した日から保険での鍼灸施術が受けられます。

柔道整復部門

接骨院の柔道整復術とは?

柔道のルーツをなった武道の「活法」を基盤として、これに東洋・西洋の医療技術が加わったものです。
柔道整復師(国家資格取得者)がこの施術を行います。

施術内容

保険施術

打撲、捻挫、挫傷(肉離れ)、骨折、脱臼、首・肩・腰・膝の痛み、スポーツ外傷など

  • ※慢性疾患は保険適用外です
  • ※料金は厚生労働省の定める料金です

保険外施術

慢性的な筋肉や関節の痛み・しびれなど

各種保険取り扱いの
ご相談を承ります

各種健康保険 交通事故(自賠責) 労災・生活保護

施術方法

電気療法(低周波・高音波)、運動療法、手技療法、テーピング療法など

ケガをしているけれど試合に出したいという場合、症状を見極めてテーピングなどを施し、適切な処置をします。

料金(自費治療)
  一般 本学学生
治療費 3,000円 1,000円
初診料 1,000円 -

健康保険による治療も行っております。詳しくはお電話にてお問い合わせください。

治療時間について

約15~30分ほどかかります。
初診の場合や症状により治療時間の変動があります。

Accessアクセス

宝塚医療大学附属治療院(統合医療臨床センター)

〒666-0162
兵庫県宝塚市花屋敷緑ガ丘1
宝塚医療大学 本部・図書館棟 B1

JR川西池田駅、阪急川西能勢口駅から
バスで約10分
阪急バス 南野坂2丁目停留所すぐ

施術受付時間

  • 午 前9:00 ~ 12:00
  • 午 後午後14:00 ~ 17:30
  • 休診日土・日・祝日※その他、大学行事などにより休診する場合があります

※その他、大学行事などにより休診する場合があります

お問い合わせ先

072-736-8607