2023/02/15

お知らせ

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ディップ測定と車いす全力走におけるパフォーマンスの比較について発表しました

理学療法学専攻の川端講師らの研究グループは、30秒間のディップ測定における車いす全力走への応用について検討しました。

車いすは、日常生活だけでなく、スポーツ競技でも用いられていることは良く知られています。
筋力トレーニングの方法の一つにディップという方法があります。この動作が車いすを漕ぐ動きに似ているため、このディップの動きが車いすの駆動に応用出来ないか比較・検討しました。
ともに30秒間測定を行い、血液データや脈拍などを比較しました。その結果、競技レベルの高い選手に対する測定として、最大スピードの評価に活用できる可能性が示唆されました。

今後は、多くの競技や日常生活に応用できるよう調査を継続していきます。

【学会情報】
学会名:第31回日本パラスポーツ学会「冬季パラスポーツの過去・現在・未来」
開催年月日:2022年12月3日(土)
タイトル:30秒間ディップ測定と30秒間車いす全力走におけるパフォーマンスの比較
-ディップトレーニングは車いすアスリートのパフォーマンス評価に活用できるか-
発表者区分:川端浩一、塚田卓巳、吉松大樹、梅本安則、指宿立、三井利仁 (筆頭発表者)
学会URL:https://sites.google.com/view/jspss31th

【概要】
上肢の自重トレーニングのひとつにディップがあります。
このトレーニングは、車いすのプッシュ動作に似ているため、駆動動作の強化のために採用している選手も多く、ディップトレーニングを車いすアスリートのパフォーマンス評価に使用できないかと考えました。
そこで本研究では、パラ陸上競技の車いす選手に30秒間ディップ測定と30秒間車いす全力走を行ってもらい、血中乳酸濃度、心拍数、動作分析データの数値について比較検討を行いました。その結果、30秒間ディップ測定は、競技レベルの高い選手に対する測定として最大スピードの評価に活用できる可能性が示唆されました(本研究は令和3年度障害者スポーツ医科学研究拠点の研究助成を得て実施した研究です)。

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